ドラマ『イタズラなKiss~Love in Tokyo』のレビュー評価
『イタズラなKiss~Love in Tokyo』はフジテレビ制作のテレビドラマで、2013年に放送されました。筆者個人的には『花より男子』と並んでテレビドラマのナンバーワンに入ります。両方とも大好きですが、『イタズラなKiss』の方は少なくとも8回は観ました。このようなドラマの中の人々にここまで入れ込んでしまうのは情けない話ですね。
あらすじ
『イタズラなKiss』は主人公・相原琴子を描いたストーリーです。琴子は入江直樹に手紙で自分の思いを告白することに同意しますが、告白後、直樹は琴子のことを無視し、琴子を学校中の噂の的にしてしまいます。同じ日、琴子は新築の家に引っ越しますが、その家が地震によって大きな損傷を受けてしまいます。琴子の父親の旧友が自分の家を使うように申し出てくれましたが、なんとそれが直樹の家だったのです。
正直レビュー
同じ事ばかり言うつもりはありませんが、筆者はこのドラマをとても楽しみました。間違いなくお気に入りのドラマの一つでした。ドラマ特有の決まり文句もそれほど多くありません(恋愛コメディが大好きな筆者でも、陳腐なセリフにはうんざりすることあり)。直樹の父親は会社の経営者で「金持ち」ですが、つつましやかな家に住んでいます(個人的にはそこが好き)。
ストーリー
ストーリーは複数回にわたって書き換えられました(Playful Kiss、It Started with a Kiss、 Kiss Me、Miss in Kiss).。 多くの人の共感を呼ぶとても良いストーリーです。このバージョンは登場人物たちの役柄が見どころで、極めて不快な主人公でさえ好ましく思えるのです。マンガの翻訳はとてもよく仕上がっています。筋書きは簡潔で、よくまとまっています(だからこそ筆者のお気に入りに)。
演出
ドラマについては、演出について話すのは気が進みません。このドラマでも見られる通り、ドラマというものはたいてい筋書きが主眼で、演出は二の次になっている気がします(ただし二番目のシーズンには改善される)。韓流ドラマは、見せ場の場面を長々と引き延ばしますが、日本のドラマは、魅力的で親しみやすく共感の持てる登場人物で差をつけます。
なので、正直なところ、撮影自体は悲惨なものでした。照明は稚拙で、カメラアングルはときどきクリエイティブなことがありました。演技も大げさで、かなり突飛でしたが、筆者はそれが好きでした。実際、状況にマッチしていれば、大げさな演技も楽しめるものです。
音楽
日本のドラマのもう一つの特徴は、際立ったオリジナルサウンドトラック(OST)が欠けていることです。筆者個人はドラマを主に筋書きと登場人物で楽しむ方なので、OSTの欠如は問題になりません。一方、音楽はドラマの雰囲気を高めます。オープニング挿入曲が特に好きです。
楽器演奏もシーンを盛り上げるのに役立ちますが、1、2曲ハミングできる程度のことしか知りません。